研究
  • 寄生虫学
  • 遺伝子発現制御

HAT複合体タンパク質EAF6とアフリカトリパノソーマの生活環分化

HAT Complex Protein EAF6: Role in Lifecycle Differentiation of Trypanosoma brucei

Schulz Lab · ハーベイマッド大学 · アメリカ・クレアモント · 2023年9月–2024年5月

学部研究(Schulz Lab) · 指導教員:Dr. Danae Schulz(生物学科)

※ 英語版を翻訳したものです。正確な内容は英語版をご覧ください。

問い

クロマチン関連タンパク質EAF6は、トリパノソーマの生活環の切り替えにどう関わるのか。

取り組んだこと

  • EAF6を抑制する誘導型RNAiコンストラクトを設計・作製した
  • EP1-GFPレポーターとフローサイトメトリーで3日間の分化を追跡した

わかったこと

抑制した細胞と対照の細胞で分化の速さに差はなく、RNAiクローンの課題が示唆された。研究室の関連研究は mSphere(2026年)に掲載され、共著者として貢献した。

手法 Inducible RNAi · Cloning · Flow cytometry

対象 Trypanosoma brucei

背景

アフリカトリパノソーマは、血液中では変化し続ける表面タンパク質(VSG)で身を隠し、ツェツェバエの体内では別の表面タンパク質(プロサイクリン)に切り替えます。この発生段階の切り替えをクロマチン関連タンパク質がどう制御しているのかは、まだ解明の途中です。

取り組んだこと

ヒストンアセチル基転移酵素(HAT)複合体の非触媒サブユニットであるEAF6に注目しました。EAF6を抑制するRNAiベクターを作製し、EP1-GFPレポーターをもつ原虫に導入して、フローサイトメトリーで3日間にわたり分化を追跡しました。その過程で、RNAi系の漏れ(意図しない発現)の問題にも取り組みました。

わかったこと

EAF6を抑制した細胞(+Dox)と対照(−Dox)で分化に差はなく、どちらも野生型より分化が遅れていました。これは真の結果というより、RNAiクローン側の問題を示唆しています。次の段階として、独立したクローンの作製、ウェスタンブロットによる抑制の確認、関連するHAT複合体タンパク質の検討を計画しました。ブロモドメインタンパク質に関する研究室の研究は mSphere(2026年)に掲載され、共著者として加わりました。

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この研究の成果

Fuminori Tanizawa

Fuminori Tanizawa

PhD Student

PhD Student in Computational and Systems Immunology at Stanford Medicine, studying malaria immunity

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